2005年09月21日

ころげる

破壊した体温計を敷きつめて三十年のでんぐり返り

ころぶ
ころぶたんび女の子がくっつく
赤い帽子の小指ほどの女の子が耳のうしろにくっつく
また、ころぶ
ころぶたんび男の子がくっつく
青い帽子の小指ほどの男の子が耳のうしろにくっつく
進むたんび、ころぶ
ころぶと耳のうしろの女の子やら男の子やらはぐちゃぐちゃの傷だらけになる
それでも、ころぶたんびくっつく
女の子やら男の子やらは耳のうしろにたくさん、いる
ひんやりしている女の子もいれば元気いっぱいの男の子も、いる
耳の近くにいるので賑賑しい
また、ころぶ
ころぶと新しい女の子やら男の子やらが、くっつく
古い女の子やら男の子やらはやがて傷ついて弱っていく
ときどき、死ぬ
耳の近くにいるので死ぬとわかる
おや、と思うや女の子やら男の子やらが死んでいる
それでも、ころぶ
前へ前へところびながら進む
どこへいくのか、わからない
獣の匂いをした生温かい風がびゅんと、吹く
20050122


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posted by 日菜清司 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | my song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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