2006年09月14日

滝絞

自然がずんずん體のなかを通過するー山、山、山 (前田夕暮

滝を売っているです、羽根のあるひとは云う
どんな滝ですか、タケノコトリさんは問う
どんな滝も作るです、羽根のあるひとはタケノコトリさんの衣服を剥ぎながら応える
緑色のフレアスカートとニット帽子とシャツがすぅと床に落ちる
どうもこの滝は死にかけているです、タケノコトリさんのはらわたを指でつまんでは羽根のあるひとは云う
タケノコトリさんは甘言を漏らす
滝が死ぬとどうなるのですか、赤色の下着がほとんど肌蹴てしまったタケノコトリさんは問う
あらゆるものは死にかけているです、羽根のあるひとは云う
滝はその始まりに過ぎませんです、タケノコトリさんの衣服はすべて剥がれてしまう
しかし滝は必要であるです、羽根のあるひとは云う
死の速度は様様であるです、部屋はこぼれたヒヤシンスの香水で甘たるい
滝はその源であるです、羽根のあるひとはタケノコトリさんの臓器に手首まで入れて掻き回す
タケノコトリさんは眠るように目を閉じていっとう甘い甘言を漏らす
じきに出来上がるです、羽根のあるひとは云う
060914
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posted by 日菜清司 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌流歳歳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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